水木しげる展オープン

水木しげる展は本日8月25日にオープン。開会と同時に講演会が始まった。テーマは「貸本屋と貸本漫画は戦後漫画史の原点」。
http://www.library.pref.kumamoto.jp/
参加者は約40名、私と同じ団塊世代がほとんで、貸本屋体験を共有する人が多く、余計な説明が要らない分だけ話はスムーズに流れていく。30分の話の後、仕事で一旦会場を離れた後も多くの人がそのまま会場に残って閲覧用の本を読みながら私が帰るのを待っていてくれたのはありがたかった。中でも水木マンガを追い求めてここまで来たという80過ぎのおばあちゃんがする話は、私の話よりもよっぽど面白かったので次の講演はこの人に代わってもらいたいほどだ。
ひっきりなしに来館する水木ファンの対応に追われ、自分でこの展示物を楽しめる時間はまだ取れそうにない。、ゲゲゲのドラマを放送しているNHK,マンガ関連の取材に熱心なRKKとTKUがニュースで取り上げてくれたことも来館者が急増した原因だろう。新聞社からは熊日、西日本が取材に来ていたので明日の朝刊が楽しみだ。
水木の原画や貸本の原本の持つ力は予想以上で、この日の来館者は通常の5倍にも膨れ上がり、主催者の近代文学館もご満悦だった。早速来年に向けて大きなイベントをやろうという話がでてくることになったが、さあて来年はどんな企画を立てようかな。