貸本屋の世界を楽しむ企画展(RKKのニュースから)

水木展のテレビニュースヲ紹介します。
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貸本屋の世界を楽しむ企画展 (熊本放送 2010年8月25日 )

漫画家水木しげるをはじめ戦後マンガ文化を支えた貸本屋の世界をたのしむ企画展が熊本近代文学館ではじまりました。
展示会場には水木しげるの足跡をたどりながら昭和30年代に全盛期を迎えた貸本マンガの魅力を伝える数々の作品が展示されています水木しげるのデビュー作ともいわれる「赤電話」や「呪われた村」をはじめ時代SFも多数展示、河原に生えている草が次々と人間を襲う「草」という作品では水木しげるの作画の特徴でもある点描をみてとれます。
これは極貧生活の中で水木が全身全霊をかけたという貸本マンガ「悪魔くん」の第一巻の原画。
当時のマンガの原画は印刷に回されるとほとんどが廃棄されていましたがこの原画は読者プレゼントとしてファンの手元に残っていた貴重な資料だということです(参加者インタビュー)きょうは貸本マンガの研究をすすめる「キララ文庫」の橋本博さんが講演し「貸本マンガは子供たちに受けておもしろく独自性がある作品でなければならず、こうした緊迫感は鬼気迫るものがあり水木マンガの原点といえるもの」と話していました。
この企画展は来月2日まで開かれています。