熊本県立近代文学館で水木貸本漫画の講演会・展示会

突然降って沸いたような話が飛び込んでくる。とにかく時間がない。とりあえずということで書き上げた企画書を紹介する。(まだ最終確定ではありません)

テーマ 「戦後漫画文化をささえた貸本屋と漫画家水木しげるの時代」
期間:9月25日〜9月2日
場所:県立近代文学館 1階フロアー
講演会:8月25日10時〜10時半(開催日当日)「第1回 貸本屋と貸本漫画は戦後漫画史の原点」
    8月29日午後1時半〜2時(日曜日)「第2回「水木しげるが戦後漫画界で唯一人生き残った秘密」



趣旨:夏休み最後の週に大人も子供も楽しめるイベント風企画を考えてみた。現在放映中のNHKテレビ「ゲゲゲの女房」がクライマックスを迎える中、主人公が最も苦労した昭和30年代に描かれた貸本漫画が多くの人の関心を集めている。
 そこでその時代を知る人にとっては思わず懐かしくなるような、知らない世代にとってはとても新鮮に感じる貸本漫画の貴重な原本、原画を展示。あわせて比較的入手しやすい史料については、閲覧可能とし、会場のフロアーで寝転びながらでも本が読めるようにしたい。今後は熊本に関連した貸本漫画、貸本小説、妖怪などの企画も考えている。

企画内容:昭和30年代初頭〜40年代終わりまでこどもたちの娯楽の中心だった貸本屋。そこでは一般書籍とは全く異なる経路で流通していた「貸本漫画」が大人気だった。
NHKテレビの朝ドラ「ゲゲゲの女房」で明らかにされた貸本漫画とは一体どんなものだったのか、遅れてきた貸本漫画家水木しげるの作品を中心に、楳図かずお平田弘史らの作品も交えながら当時を振り返ってみようという企画である。
本棚をABCの3つ用意し、A棚には昭和30年代前半の貸本屋
の本棚を再現。A5,B6版の貸本漫画を並べる。原本はガラスケースに収納しレプリカとして復刻本で代替する。
B棚には昭和40年代以降の貸本屋の本棚を再現、新書版漫画、文庫漫画、B5版の大型本中心。
C棚には閲覧用の本を並べる、水木の本が中心だが、ドラえもん、ワンピース、ナルトなどの子供用漫画も並べる。大人用に「島耕作シリーズ」「かわぐちかいじ作品」などを並べるかは検討課題。
貴重な資料についてはガラスケースに入れて展示。悪魔くんの第1ページの原画、水木妖怪ちりめん本、貴重な貸本漫画、1点もの資料など。
壁には関東水木会製作の妖怪お面、ポスター、複製原画、熊本の妖怪パネルを設置。
お遊びとして妖怪メンコ、妖怪の音再現装置、プラモ、妖怪グッズも展示。

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というわけでこれから超特急で作業にかからねば、忙しいけど楽しいよ〜