水木展5日目。客足が一向に衰えない

水木展5日目。客足が一向に衰えない。NHKのニュースが九州ネットで流されたおかげで、福岡、宮崎からの来館者があり、遠くは東京、沖縄から来た人もいた。会場での説明会、講演会の時にはスペースが足らないほどで、駐車場はパンク寸前、警備の人も文学館のスタッフも対応に終われいるばかりだ。

正直いって何故これほど多くの人が会場に来てくれるのかがわからない。展示してある貸本や原画がそれほどのものとも思えず、展示スペースも狭く、準備期間はわずか10日間、予算は基本的にゼロ円というやっつけ仕事的感覚なのにもかかわらずである。この5日間で来館者数は3000人を超え、リピーターも多いのは一体どうしてなのか、企画した私たちでも見当がつかないでいる。
来館者の特徴をあげると
団塊世代の男女、戦争体験者の80前後の女性、40,50台のオタク風の男性、ゲゲゲの女房にはまったテレビ大好き女性、小、中学学生などが多い。
それから紙芝居や貸本屋の話をしだすと本当に懐かしそうにする人たちが多かった。皆こんな昔話に飢えているのだろうか。
皆さん私の講演や説明を真剣に聞いてくださっているのでこっちのほうが感激してしまいそうだ。予備校で教えている生徒達にはこんなに真剣な反応をしてくれるものはいないので、益々遣り甲斐がでてくる。文学館でマンガの企画という意外な組み合わせがよかったのか、あるいはメディアの宣伝がうまかったのかわからないが、あと3日で今後さらに入館者数の記録を更新しそうだ。